剣や槍などいろいろ変形可能なマルチプル・ビームソードが出るんですYO!奥さん。
今月で引き上げる仕事場近くの図書館で借りた本。
あと一ヶ月をきってようやく借りはじめる泥縄。図書カードは1年前につくってあったんだけどね。
で、知らない出版社だったので続刊が出ても探しそこねないようにメモ。
- ケルと氷の世界の物語1『ICE(アイス)』 スティーヴ・ボウケット 三辺律子/訳 バジリコ株式会社 ISBN:4901784234
http://www.basilico.co.jp/publishing/901784-23-4.html
はやりにあやかろうとしてか冒険ファンタジーと銘打っているが、舞台設定とか道具立てとかどうみてもSF。けど読んでみるとファンタジーだね、と同意してしまう不思議な雰囲気。
ESP系超能力者が少なからず社会に存在したり、手になじむ操作スイッチがついてる農耕用動物が無造作に使われてたりする。超テクっぽい個人用兵器も名前と見た目、使っているシーンでしか語られない。
こんなガジェットが作中説明無し(というより、うんちく無し)で出てくるのが、いいかんじでファンタジー感を出してる気がする。
発達しすぎた科学は魔法と見分けがつかない、を地でいっている感じだ。続刊で魔法使いも出てくるらしいので期待。
読んでて思い出した本は「マジプール年代記」と「終末期の赤い地球」のごたまぜ感覚。
そこに王道の少年成長物語の筋をとおして児童文学として必要な部分だけにしたとかいってみるが、
信用するなよ ってところか。
このごたまぜ感が懐かしい気がするのは、SFガジェットでヒロイックファンタジーをするTRPGや
コンシューマRPGを思い出すからかもしれない。